第2回のタウン情報は、地元に愛される楠公さんです。
楠公さんは軍記物「太平記」で活躍する人物です。父の楠木正成を大楠公、息子の正行を小楠公と語られています。四條畷神社の主祭神は小楠公です。地元では親しみを込めて楠公さんと呼んでいます。
その昔は、太平記と言えば大人気の物語でした。軍記物でありながら文芸の香り高い古典文学でもあります。
そして、現代と明治以降では、芝居や歌舞伎などで、その表現が大きく変わります。
主人公が足利尊氏か楠木正成か、視点が違います。
現代では圧倒的に室町幕府を開いた足利尊氏を主人公に描かれます。対して、昔は楠木正成が主人公で忠義に命を懸けた人物として登場します。
その為、大昔の四條畷神社は太平記の主人公縁の神社として修学旅行にも訪れる風光明媚な観光地でもありました。
今では、その影も潜め、静かな神社になりましたが、例大祭、春季大祭、秋季例祭などは賑やかになります。
詳しくは四條畷神社にお問い合わせください。
境内の西側、駐車場から見える大阪市内の眺望
なにわ七幸めぐりの1社になっています。