四條畷の梅雨とカルガモと田植え

今年も明日(6/5)から本格的な梅雨に入る天気予報が出てます。北河内は昔から、全国的にもっとも田植えが遅い地域です。初夏の汗ばむ陽気での大変です。それでも、この地域のご長寿は、田植えの時期まで田植えノノコ(半纏)が必要だったと話してくれました。世の中の気候の変化を感じずにはいられません。

昔は、北河内のコメは、出稼ぎや集団就職などで大阪に来た人は「ドブゴメ」と言って「くれてもいらん」と言われるほど、美味しくはなかったです。しかし、最近は、とても美味しくなりました。玄米で購入して食べる分だけ精米するなど、口に入れるまでが多様化したのも大きでしょう。また、米所の専業農家が作る米との違いは、小規模ですので、案外、農薬を使わないで米を栽培してる大阪の農家さんも多いです。そんな背景から、知り合いからお米を買う人も多いのではないでしょうか?
大阪の米が美味しくなった理由を筆者が考えるには、まず、品種です。「ヒノヒカリ」が変わったことが、非常に大きいです。次に、栽培方法の発達です。土壌や水質を検査して、それに適した肥料や水の管理ができるようになりました。
農家さんの話では、水質の向上らしいです。戦後すぐ、経済成長優先で下水道の整備が遅れました。工場や生活排水の混ざった水が、米の味にも表れたのではないかと考えれるようです。そして、現在は大きな工場などの宅地の多くには下水が完備され、下水の垂れ流しが減り、土壌汚染が減りました。きれいな土壌に雨水が浸みて、生駒山系をはじめとする山からの水は、農業利用しても不足がないぐらい十分な水質を保てるようになりました。その結果、美味しいお米の栽培ができるようになったということです。

さて、四條畷の田植え後の様子を見に行くと

カルガモが水中の昆虫などを食べていました。
摂津の農業員会で分けて頂いた鳥飼茄子も順調に育っています。